「収益」と「利益」は違うもの!

突然ですが「収益」と「利益」、この2つの違いを説明できますか?

響がソックリなため混同されがちですが、この2単語は異なる意味を持ったもの。
その違いを理解しておけば投資をするうえで役立つので、シッカリ区別できるようになりましょう。

まず「収益」ですが、これは“事業などによって増加した資産”のこと(借入などで増えた資本は含まない)。企業でいえば、売上金や有価証券評価益に代表される“(営業や資産運用により)会社に入ってくるお金”に相当します。

一方の「利益」は、収益から各種費用を差し引いた金額のこと。
“モノづくりの現場では人件費や工場設備費用がかかる”というように、事業を展開していくにあたっては、入ってくるお金と同時に出ていくお金が存在しますよね。こうした諸経費を収益から引いた残りが「利益」です(収益があっても諸費用がその額を上回り利益がマイナスになれば、それは“損をした”ということ)。

もっと簡単にするなら「収益が高いということは“売上”が多いという意味」、「利益が高いということは“儲け”が大きいという意味」だと思ってもらえばOKでしょう。

さて、この「収益」と「利益」……
この言葉の理解が役立つのは、例えば株式投資において。

投資先選びのための企業チェックで、まず目が行くのは各社の年商でしょう。“年商が億単位に上る”といった情報を見ると「売り上げがそんなにあるなら経営は安定しているに違いない」などと、ついつい年商だけで企業の安定感を判断してしまう方も多いはず…。
ですが、年商はあくまで会社に入ってくるお金“収益”のこと、利益ではありません。もしかすると…その高い年商に惹かれて投資した企業の利益は(大きな収益の裏で巨額の支出や損失を抱えており)大したことがなかったりマイナスだったりするかもしれない…!?

こうしたことは十分にあり得ることなのです。

だからこそ投資をする際には「収益」と「利益」といった一見すると些細な違いにも慎重に気を配るべき! 収益と利益を混同したせいでウッカリ損失企業を選んでしまっては…たまりませんからね。

また、「収益」や「利益」への意識は“個人投資”においても実に大切!

ぜひ…
自分の投資の収益はどれくらいか
自分の投資の利益はどれくらいか
さらには家計全体における収益と支出のバランスはどうか…など計算してみましょう。

自らの投資をスムーズに進めるためには“現状把握”が有益です。
効率よく・バランスよく資金を使うことができているか…自らの投資を客観的に分析してこそ無駄なリスクを避けられるというもの。この先の投資計画を立てていくうえで必ずプラスになりますから、面倒がらず自らの投資状況を見直す時間を一度とってみて下さいね。